新型コロナウイルスの感染予防対策に各社苦労しながらの株主総会が行われています。
改めて思いますのは、企業、特に上場企業は“成長性”が求められるということ。

かつて、IPO支援業務に関わっていた頃、
上場準備会社の社長さんに、上場に求められるのは『成長性です』とよく言っていたのを思い出します。

外食業界、大江戸ホールディングスの株主総会はいい勉強になります。

大株主のコロライドによる役員選任を巡る株主提案(最終的には否決せれた)のカタチをとった成長性の問題提起です。

創業者である故三森久実氏の『日本一の定食屋にする』という理念をどう実現して行くか。

『町のごはん屋VS.工場』と対比されるように、両社には運営方針に違いがあります。

創業精神の継承しながら企業の成長を追求するためにはどういう取り組みが必要なのか?

店内調理にこだわることでそれぞれの店舗で醸成されてくるブランド重視の戦略。

セントラルキッチン方式によるコスト削減と店舗運営の標準化戦略。

経営者として“成長性”のキーワードをどう実現していくかが求められています。