昨日、即位の礼の模様がテレビで中継され、
厳かな雰囲気がテレビ画面に映し出されていました。
天皇陛下が即位を国内外に宣明される『即位礼正殿の儀』として
5月1日に行われた儀式に続く一連の儀式の一つだとか。
憲法にのっとり政教分離の原則を意識して、
宗教色を薄めることに注意して行われたとのこと。
しかしながら、こういった古くからの儀式となると
どうしても宗教的な雰囲気は避けられないとも思えますね。
過去の大きな過ちから、天皇の神格化につながるような儀式は
断じてよくないと思いますが、日本という国にとって天皇家、皇室というものが
何か特別な存在であり続ける意義は大きいと思います。
それが『日本国、日本国民統合の象徴』ということになるのでしょう。
この辺りは、上皇陛下、天皇陛下も常に心にとめてこられて
大事にされてきていることがお言葉の端々に感じ取れます。
ラクビーWカップでは日本代表の奮闘で沸きました。
世界レベルの視点で戦う集団をつくっていくためには、外国人選手も入ったチームを
一つにまとめていくうえで『ワンチーム』というスローガンが重要となりました。
チーム、集団をまとめていくには何かしかのシンボルが必要だと思います。
期間限定であれば『分かりやすい目標』設定もその一つでしょうが、
普遍的なものを求めると、カリスマ的な存在になってしまうのかもしれません。
世界的な視点では、歴史ある日本国を発信していくうえでは
まさに、『象徴天皇』『皇室の存在』は大きな意義を持ってくると思います。
日本人の一人ひとりの心の問題でもあります。