プロとしての意識が厳しく求められています。
トップに求められるコンプライアンス意識などもその一例になるでしょう。
読売新聞によると、東日本大震災の津波で84人が犠牲になった
宮城県石巻市立大川小を巡り、児童23人の遺族が市と県に損害賠償を求めた訴訟で
最高裁は10日付で2審を支持し、市と県の上告を棄却し遺族側の勝訴が確定したと。
2016年10月の1審・仙台地裁判決では、児童らを避難させた教員らの過失は認めたが、
大震災前の防災体制の不備までは認めなかった(遺族側勝訴)。
ところが、2018年4月の2審判決では、教員らには地域住民よりもはるかに高いレベルの
防災知識と経験が求められるとし、さらに校長らは大川小の立地などを詳細に検討すれば
被害を予見できたとも判断した(遺族側勝訴)。
最高裁では、避難先が『近隣の空き地・公園等』となっている危機管理マニュアルにつても適時、
その改訂が必要であったとも判断。
多くの児童を預かる学校としては、決して危機管理を疎かにしていたわけではないのでしょうが
世の中が学校に求める基準はさらに厳しいものであったといえます。
子供を預ける立場としては当然に期待していることになりますから、この辺りに対する感度を
磨いておくことが重要なリスク対応として意識する必要があります。
職業人はその道のプロなんだ!
プロとして仕事をするということはどういうことか?!
今回の判決記事を読んでいて、最近の色々な事件を含めて
職業人はプロとして常に、厳しく、謙虚に律していく姿勢が大事であると、感じさせられます。