関西電力の八木会長、岩根社長が辞任を決めた。
さすがに役員らに贈られた金品が合計で3億2千万円は、
世の中の感覚からはズレている。
特に関西電力は社会的なインフラを担う公的存在であるから
市民感情としては許しがたい体質の会社となっています。
50万円のスーツのお仕立券!?はぁーー?ってところ。
関西電力は原発の依存度が高いだけに
再稼働は経営の最重要事項であり
原発地域の協力体制に相当苦慮していたことは想像できる。
それだけに地元に影響力のある森山氏との関係を
最優先に考えていたのであろうが・・・・・
過去の因習に縛られて目が曇っていったのでしょうね。
関西の老舗ブランド企業だけにその影響力は大きく、
大阪万博、IRに向けた取り組みのリーダー役が期待されているだけに
経済界でも落胆が大きいです。
まあ、どんな企業でも大きくなっていくと
利害関係者との癒着問題がリスクとして大きくなってきます。
この点、企業が大きくなっていくということは、
社会的な存在となっていくことでもありますから
トップを担っていく人は常に倫理観の醸成が求められということです。
でも、それなりの立場になったときには当然、注意もするでしょうが、
ずーっと以前からそうであるべしというところが怖いですね。
利用する側は将来買いとして、そこを狙ていますから。
老舗の一流ブランド企業のトップになられる方ですから
なかなかの人物のはずです。
それだけに残念です。