先日、税理士試験の受験者を対象とした就職説明会を実施しました。

自社のPRも兼ねての実施ですが、リクルーターの状況が感じられてよかったですね。

 

会計専門学校のTAC主催のイベントで、当社としては8月に引き続き2回目となります。

8月は税理士試験が終わった後、今回は合格発表後の開催でした。

 

主催者側の挨拶では、税理士試験の受験者数が全体として激減してきていて、

受験者数の年齢別では41歳以上を除き減少しているのだと。

若い人にとっての魅力度が減ってきていることを憂慮しているとのことでした。

 

税理士にとっての顧客である中小・零細企業の数が減少傾向にある中で、

会計事務所も代表者の高齢化が進んでおり事業承継の問題がここにも表れているようです。

 

寄らば大樹の陰ではないですが、働くならば安定的な企業でと考えてもおかしくはないでしょう。

中手・零細企業の減少⇒会計事務所の減少は当然の流れなのでしょう。

 

税理士は企業のサポート役であると、よく聞かれることですが、

そもそも〝サポート役〟と称すること自体に何か夢がない感じがしますね。

 

申告納税制度&税務調査がある以上、税理士に対するニーズはなくならないでしょうが、

記帳代行、申告代理業務だけでは魅力度が低いということでしょう。

 

会計人として、士(サムライ)業として何をやっていくべきかを真剣に考えないと

衰退業種になってしまうことになりそうです。

人材マーケットの動向を感じるのにもいい機会でした。