日大反則タックル問題で関東学生連盟は内田前監督と井上元コーチを除名処分としました。

各方面からの聞き取り調査の結果、両人が反則を指示したと認定されたものでした。

 

内田前監督の『私はその現場を見ていない』との言葉もネット上の動画により

虚偽のものと判断されたものです。

 

また、先の日大の会見では司会を務める広報担当者の態度が問題にもなり

やはり、ネット上で反感が拡散していきました。

 

今の世の中、ネットの存在を意識しないことは重大なリスクとなります。

実際の現場の目前の人だけでなく、常に全世界の人の目がそこにはあることを

意識せざるを得ない状況にあります。

 

恐ろしいことですが現実です。

日大にはいち早く危機管理学部が創設されていたようですが

当の大学がその矢面に立たされていることは皮肉なものです。

 

反則行為の直接実施者である学生の謝罪会見が大きなポイントになったことも

危機管理の観点から見逃せません。

 

企業の問題でも、マイナス情報をいかに速くディスクロージャーできるかが

その後の企業評価に大きく影響することは過去の事実が物語っています。

 

今日のネット社会では、情報の拡散スピードが極めて速いことを

改めて考えさせられる事件でもあります。