最近、『(労働)生産性を高める』というフレーズがよく見られます。
ここで重要となることが『付加価値』になります。
言葉的には何となく分かるような感じなのですが・・・・・
財務分析でよく登場する指標の一つです。
労働手段によって付け加えられた価値を表します。
計算方法には次のように二通りあります。
一つ目は、控除法式によるもので
付加価値=売上-外部購入価値
ここで外部購入価値とは、材料費、購入部品費、運送費、外注加工賃など
第三者が生産したものを言います。
二つ目は、加算方式によるもので
付加価値=経常利益+人件費+賃借料+減価償却+金融費用+租税公課
ここで減価償却の取り扱いにより、
含める場合(粗付加価値)と、含めない場合(純付加価値)がありますが、
実務的には粗付加価値が使われることが多いかと。
また、数値の把握しやすさからは加算方式で求めることが多いようですが、
会社内部で計算する場合は控除方式も可能でしょう。