平成29年11月7日(火)、久しぶりにセミナーを行いました。
大阪商工会議所主催のセミナーですが、お陰様で15年以上続いているもので
毎年、たくさんの方々にご参加いただいております(感謝)。
毎年、タイトルは少し変わりますが
基本は、決算書の見方・読み方に関する内容です。
常に一定の方々のニーズがあるものなんですね。
確かに、、人生の半分以上はビジネスに関わっていくことになりますから
就職の会社選び、株式投資、営業活動、与信、目標管理などなど、
会社の業績等に関する情報の取り扱い方は重要になっています。
決算書を読むということは、決算書をつくることとは違います。
決算書の作成には、簿記の知識が不可欠となりますが
決算書を読むためには、簿記の知識はそれほど重要ではありません。
むしろ、想像力、推察(定)力といったことが重要になります。
すなわち、決算書から『どのような活動が行われたのか』ということを想像したり、
逆に、ある活動の結果が決算書にどのように表れてくるのかを推察(定)したりすることが
大事になります。
会計用語や会計ルールが決算書の理解を難しくしている点はありますが、
あくまで『決算書』は結果であるので、その原因である『取引事象』が必ず存在します。
この原因と結果の関係を理解することの方がかなり重要だと思います。
毎年、私の決算書の見方・読みセミナーでは、このあたりのことをお伝えしています。
もちろん、ある程度の会計知識は必要なので説明しますが、
核となるところは、会計マインドの養成ではないかと思っています。