クールジャパン機構の思惑がうまくいっていないと。
そもそもは日本の独自性をウリにして
海外に打って出る取り組みのはずだったが・・・・
一般会社で行われる投資案件の検討との共通点が感じ取れます。
トップの意向を反映して投資が決められる結果、
リスク評価が十分に行われないまま実行されてしまうケース。
クールジャパンでも経営陣の持ち込み案件に計画未達が目立つようです。
『まずは投資ありき』の空気が支配してしまい
損失リスクを抱えてしまっているのだとか。
一時期、IPO(ベンチャービジネス)ブームがありましたが、その時にも
VC(ベンチャーキャピタル)などの投資家による投資姿勢が問題になりました。
投資ありきで動いた結果、多くのベンチャー企業の経営者が資金を得られたものの
ビジネスが予定通りに進まず、最後には株式を買い取ることになり
多額の借金を背負うことになりました。
ビジネスは投資がスタートではありますが、ビジネスの実現性については十分な検討が必要になります。
この辺りについては、慎重論はマイナスイメージとなって好まれない傾向があります。
あくまで投資であって、博打ではないと頭では理解していても
やっていることは博打と変わらないといった状況にならないように注意したいものです。