ある起業家の方との話。

その方は元自衛隊員で、退職後にビジネスを始めたもののうまく

PRの仕方が分からないと。

 

仕事の内容をお聞きすると、経営計画の支援コンサル業なんですが、自衛隊出身ということのインパクトがありすぎて違和感がありした。

 

自衛隊出身者であることからの勝手なイメージとしては、

規律重視の厳しいトレーニングや熱血指導といった感じなので、営業マン教育や新人教育が思い浮かぶのですが・・・・・。

 

ご本人の目指しているところは、管理職対象の理論的な指導なのだと。

 

監査の世界でもよく言われることに、『期待ギャップ』というものがあります。

 

投資家等外部の人がもつ監査人に対するイメージでは、財務諸表の監査している=不正を含む不備はすべてチェックしていると、期待しています。

 

ところが、実際にそのようなことは不可能であって、財務諸表に責任があるのは、あくまで会社(経営者)であり、監査人は監査意見についてのみ責任を有するということになっています(二重責任の原則)。

 

やはり、イメージは重要です(特に受け手の)。

商売においては買い手のイメージが全てで、売り手の想いはその次になります。

 

ベンチャー企業等、実績がない場合は、特に、職歴等からのイメージの影響力が大きいと思います。

 

この点、どうしても売り手の想い、目線が先行するため、うまくいかないことになることが多いようです。

 

 

入り口としては、まず買い手が自分(自社)に対してどのようなイメージを抱いているかをしっかりと受け留め、

そのうえで、自分の想いにうまく展開していくアプローチを考えないと買い手には伝わらないなぁーーーーと。