過労死問題で揺れる電通。

その働き方に問題あり!ということなのでしょう。

まさに、内部統制の問題です。

 

 

社会的にもコンプライアンスへの関心が高くなっているなか

上場企業は社会的に影響があるだけにその行動規範が重要となります。

 

 

私は、基本的に『内部統制は経営者の想いを実現するための仕組み』

であると捉えています。それは、内部統制の以下の目的を達成する

プロセスの整備になります。

  ・業務に有効性・効率性、

  ・財務報告の信頼性

  ・事業活動に関わる法令等の遵守

  ・資産の保全

 

 

そして、内部統制で特に重要となる要素は『統制環境』といわれるもので、

まさに、会社(経営者)の方針、慣行、姿勢・・・など組織の気風を決定する

ものです。

 

会社、会社に色(個性)があることはどなたにも感じられることでしょう。

その点、電通といえば、電通マンの行動規範ともいえる『鬼十則』が有名です。

 

 

以前にも読んだことがありますが、確かにビジネスマンとして

なるほど!!と思える内容のもので、自己の成長のためにも

大変参考になる(なかなか厳しいものではありますが・・)ものです。

 

 

会社の経営者が一番悩む問題は、危機意識の共有ではないかと

思われますが、どう伝えていくかが実は難しいものでもあるでしょう。

 

 

しっかりと伝えていかないと会社の成長も危うくなるだけに

厳しい方針、姿勢になりがちで、コンプライアンス遵守が

問題になりやすい状況でもあります。

 

 

厳しさとコンプライアンスの遵守ーーーー

このあたりのさじ加減?が・・・・・・ですかね。

 

 

改めて『鬼十則』確認しましたーーーーやはり、納得です。

 

1、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。

2、仕事とは先手先手と働きかけていくことで、受け身でやるものではない。

3、大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。

4、難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

5、取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは・・・。

6、周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に

  天地の開きができる。

7、計画を持て、長期の計画をもっていれば、忍耐と工夫と、

  そして、正しい努力と希望が生まれる。

8、自信を持て、自信がないから君の仕事には迫力も粘りも、そして厚味すらない。

9、頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、

  サービスとはそのようなものだ。

10、摩擦を恐れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、

   でないと君は卑屈未練になる。