~らしさ、という言葉があります。
男の子らしさ、女の子らしさ、とかは小さい頃によく耳にしたことがあると思います。
最近は男女平等とかで差別用語扱いされることもありますが・・・。
しかし、この『らしさ』というのが重要だとも思っています。
差別ではなく、区別であって、個体の象徴みたいなものです。
ある意味、核となる軸のようなものかもしれません。
あなたらしいですね、あなたらしくないですね、とかの評価は
その人が生きてきた中で身についたアイデンティティ―でもあります。
それゆえ、『~らしさ』を外すとパワーダウンにもつながるような・・・・
会社に関しても、それぞれの会社には何かしら空気、雰囲気があります。
社風といわれるものでしょうが、その会社らしさというものが感じられます。
長い歴史の中で積み上げられてきた目には見えない文化となっています。
会社同士の統合の場合にも大きく影響する要素となります。
この『~らしさ』がその会社の『強み』となっている部分ともいえますし、
また、『~らしさ』の合わない者同士の統合はうまくいかないものです。
組織再編などでは計数的な効果を考えて行われますが
その効果が出るかどうかは、まさしくこの『~らしさ』にかかっているとも言えます。
『~らしさ』を意識していくことが『強み』の磨きにもつながるものです。
世の中への貢献は『強み』でしかできないはずです。
その意味でも『~らしさ』を活かしていくことが大事ではないかと。