リズムに乗る、リズムがずれる、リズムが乱れる・・・・・

何気なく使われる言葉ですが実は極めて大事なことだなあと思います。

複雑で繊細な人間の体は敏感にリズムの狂いを感じ取るようです。



人間はやはり動物なんですね、

朝起きて、昼活動して、夜に寝る

単純な繰り返しですが、活動のリズムが大事なようです。



イチローが現役を続けられているのは

日々の鍛練によるものでしょうが、何よりも行動、生活の一連流れ、

リズムを大事にしているそうです。



移動手段の発達で移動時間の短縮ができ便利になりましたが、

心身の疲れは移動距離による影響があるようです。

身体が何らかのリズムの乱れを感じ取るからなのでしょう。



経営も同じではないかと思います。

組織は人の集まりですから当然でしょうが

その組織のリズムに大きな影響を与えているのはトップに他ありません



リズムが大事だといっても自分勝手なリズムで生きてはいけないもの。

人間は環境のリズムに適応しようと調節していくものです。

組織においては、トップがつくるリズムに自然と合わせるようになる。



それが社風、組織の色などといわれる『統制環境』です。

組織は人の集合だけにそのリズムは大きな環境作用となります。

他方、世の中にもリズム、流れがありますからその調和も重要になります。



良いリズムの組織は環境とマッチし共鳴し成長できる。

悪いリズムの組織は環境にマッチせず不協和音となって衰退する。

場合によっては、どこかの会社のように自滅するリスクも・・・・



トップが変わると当然組織のリズムも変わります。

しかし、リズムの修正はなかなかむずかしいものです。

変な例ですが、音痴な人がなかなか普通に歌えないように・・・。



リズム感というと音楽の世界のことのようですが、

日々の人間の生活、活動においてリズム(感)が重要なようです。

会社で過ごす時間が大きいだけ、トップの責任は極めて大きいものです。