オリックス株式会社シニアチェアマン宮内義彦氏の講演を聞きました。

昭和10年生まれといいますから今年80歳なんですね。



壇上の姿からはとてもその年齢には見えない若々しさを感じましたのと、

とにかく品の良さです。やはり大企業の経営者だなぁと感じさせられました。



テーマである『オリックス50年の軌跡と経営』について

ご自身の経営雑感を語られました。



経営者として及第点を取ろうとした場合、

ミクロ50点、マクロ50点で100点を基準に考えないといけない。



ミクロはそれぞれの専門領域の事で皆、一生懸命に取り組んでいる。

でも、ミクロで満点を取っても50点なので及第点に届かない。



経営者として及第点を取るためには、マクロ思考が大事だと。

すなわち、世の中の動き、流れをつかみ会社をその流れに乗せていく能力だと。



会社は世の中の人にとっていいものを提供し、

社会をいい方向に変えていくために存在しているものだ。



だから、常に攻めの気持ちでチャレンジしていかないといけない。

経営は守りに入っては絶対にダメだとも。



自分の人生も失敗の連続であったが、失敗があったから今日がある。

そのためにも、撤退するタイミングも大事だと。



マクロ思考をいかに高めていくかが重要だなぁと思ったのと

やはり品の良さが印象に残った講演でしたね。