阪神大震災から20年になります。

当時に生まれた子供たちが今年成人式を迎えています。

過ぎ去った時間の経過は早いものです。



一方、被災家族の方々の心には今も深い傷痕が残っています。

時の経過とともに記憶は薄れてしまいます。

だからこそ記憶を次の世代へとつないでいく必要があります。



そしてまた、教訓を活かしていくことも重要です。

自然災害など避けることはできませんし、『備え』に万全はありません。

だからこそ『備え』は必要なんです。



時の経過は危機意識も弱くしていきます。

企業にとっての『備え』としてBCP(企業継続計画)が話題になりましたが、

今は一時ほどの盛り上がりはないようです。



企業の意識は将来の備えより、当面のコストに意識が向くものです。

大企業は別でしょうが、中堅・中小企業にとっては重要性は分るんだが、

コスト・人の問題がまずあって『そのうちに・・・』でしょう。



改めてBCPについて調べてみました。

中小企業庁がガイドラインを出していて活用できそうですし、

各地の商工会議所でも相談窓口を持っています。



ただ、経営資源が不足がちな中小・中堅企業が取り組むには

顧問の弁護士、会計士、税理士などの活用が有効だと感じます。

専門家としては、むしろビジネスパートナーとして積極的に

サポートしていかなければいけないんだろうなと改めて思います。