経営者にとって厄介なものの一つに税務調査があります。

当社は公明正大に処理をしていますので何ら問題はありません。

どうぞ、どうぞしっかり見てください(少ないかもしれませんが)、とはいうものの・・・・・



どの会社でもグレーゾーン取引はあるもの。

処理内容について色々と聞かれて疑問に対して

しっかり疎明できないと税務否認となってしまうことがあります。



調査官の姿勢は〝正しい申告〟の確認とはいうものの

基本的には性悪説に立って、猜疑心で臨んでいます。

税務否認となれば追徴課税というペナルティがあるだけに楽観はできません。



調査対象は過年度申告分についてなので記憶も不確かなもの。

要求資料の提出や説明の仕方によっては思わぬトラブルになったりします。

それだけに、その都度の記録・証憑を残していくことが大事になります。



ところが、往々にして大事なポイントで記録・証憑の確認ができなかったりします。

後で整理しようと思いつつ・・・・なんでしょう。

言葉だけではやはり説得力が弱いですね。



また、調査現場では、判断、見解の相違については放って置かず

適宜にしっかり議論することが大事です。

こんなことを言うと・・・・的なダンマリはかえって不利益になります。

(確かに何か裏があるときにダンマリになりがちでしょう・・・笑)



あくまで説明責任は会社側にあるということに留意が必要です。

調査官は立場上、性悪説で臨んでいることを忘れてはいけません。

如何に会社の処理の正当性を〝伝えきる〟ことができるかでしょう。




う~~~ん、やはり、税務調査は疲れますね(笑い)。