企業が成長するためには、まず世の中に知ってもらうことが大前提でしょう。

だから企業は一生懸命に広告宣伝を行います。

テレビコマーシャルの影響は大きくて一気に認知度が高まります。



一般的に、PRとかいいますが

ほとんどの場合、広告宣伝の意味で使われているようです。

でも、PRは『広報』のことで、『広告』とは似て非なるものです。



どちらも企業の認知度を高める目的の活動ですが、

『広告(宣伝)』が企業側からの主観的な情報発信であるのに対して、

『広報』はメディア(記者)による客観的な情報である点が異なります。



『広報』でわかりやすいのがプレスリリースです。

企業の情報を記者が取り上げて新聞記事になるものです。

マスコミが取り上げたということで信頼性が高いものとなります。


上場企業であれば、IR(インベスター・リレーションズ)活動もあります。

IR活動の善し悪しで株価が異なるといいますから・・・・

この場合も、広告宣伝にならないような注意が必要となります。



一般的な中小企業はどうでしょうか?

広告宣伝費となれば資金面や費用対効果の面で厳しいかもしれません。

だから、日々一生懸命に営業をしていくことでの地道な積み重ねしかない!



確かにその通りで、極めて大事なことだと思います。

その一方で、ブランド力のあるなしが営業上に大きな影響を与えることも事実です。

このブランディングということを担うのが『広報』活動になります。



企業はその成長ステージに合わせた広報活動が必要であると思います。

企業の認知度は情報発信の量に比例していくものでしょう。

だけど、プレス発表するようなネタがない!・・・・・



だったら、今一度、自社の商品・サービスを見直して

プレス発表に堪えられるような分析をしておき、

ホームページで開示しておくことも第一歩ではないでしょうか!?



・その商品サービスはいつ開発されたか?

・その商品・サービスは一言でいうと、何か?

・他社に比べて何が違うのか?


・なぜ、その商品・サービスをつくったのか?その背景は?

・想定するユーザーはどこか?

・そのマーケットの規模はどの程度か?

・今後の展開はどうなるのか?



このようなことを記者は聞きたいでしょうから

すぐに答えられるように準備しておくことが大事です。

どうでしょうか? このようなことならできるのではないでしょうか?



いやいや、こんなことが整理できていなかった!?

と、いう会社も多いように思います。



『広報』の意識をしっかり持つことが

企業価値を高めることにつながると思います。

広告宣伝でなく、『広報(PR)』力をつけていきたいと思います。