平成25年6月22日(土) 晴れ




会社の成長は人の成長なくしては成し得ないことでしょう。

会社は学校や親ではないわけですから、人材の育成が目的ではありませんが

一般的に人材の育成を重視しない会社はないと思います。



ところが、中小企業となるとちょっと温度が違うようです。

とにかく、余裕がないため即戦力を求める傾向が強く、

中途採用、アルバイトで人を繋いでいるといった状況が多いです。



人を育てる効果的な方法は『任せる』ことだといわれます。

しかし、そのためにはフォローできる環境が必要です。

この点が大企業と中小企業との大きな差なのでしょう。



でも、大企業といわれている会社ももとは中小会社からスタート。

やはり、トップの考え方、意思決定次第ということなのでしょう。

人材不足を業績不振の理由にする姿勢こそが問題のようです。



中小企業にはいい人材が集まらない、とぼやき

もともと出来が悪いんだから、教育しても無駄と諦め

結局、愚痴るだけで何の改善にもならない悪循環。



まずは、会社をどうしていきたいか!?

どういう役割の人がほしいのか?

どういうコトをやってもらいたいのか?



ビジネスで大事なのは投資感覚だといいます。

費用は短期的なものですが、投資は中長期的な回収を見込む支出です。

人に対する支出は、正に投資のはずなのですが・・・。



成長企業の社長は(欲しい)人を口説くのがうまいようです。

社長にとっては会社そのものが商品でもあるわけですから

一番の広報マンであり、一番の教師でもあります。



社長の仕事は多々ありますが重要なことは、

やはり、次のことなのでしょう。


1、会社ビジネスの方針を決定する


2、人を育てる、というよりも、人が育つ環境・しくみをつくる



社員教育の教材はテキストでなく、個々の仕事ですね。

しっかり仕事(お客さま)と向き合って、結果を出していくことが大事。

結果、人が育ち、人が育つ組織には優秀な人が集まってくる。



特効薬はなく、積み重ねということのでしょう。