平成25年6月20日(木) 雨



アベノミクスで世の中少しは明るくなってきてるんでしょうが、

実際の中小企業経営は全く儲かっていないようです。

以前はよく儲けていた会社が確実な右肩下がり傾向に!



日経に連載中の『私の履歴書』でテンプスタッフ創業期が紹介されていますが、

時代の流れをうまくつかむことができれば急成長も可能なのでしょう。

ベンチャースピリッツが旺盛な時であればなおさらのこと。



ビジネスにも波があるといいますが、

いかにして波を創っていくかが問われているようです。

最近、いくつかの場面でビジネスの根本にかかわることに気づきました。



まず1つ目は、言葉は悪いですが『考えていない!』ということ。

過去の経験、成功体験ならなおさらですが、囚われて、慣れすぎている結果、

会社にとっての『お客様は誰なのか!?』ということが深く追求できていないです。



きわめて当たり前過ぎて見過ごされているのかもしれません。

どんなお客様に訴求していかないといけないのか!?

頭に汗することを避けている会社が多いように感じます。



2つめは、ビジネスの社会性ということ。

儲かればいい!では単なる商売の世界。

会社として成長するためには、ビジネスの社会的な意義・貢献といったものが重要な気がします。



この視点がないと、一時の景気で儲けられることはあっても

継続して儲け続けることはできないように思われます。

『ビジネスとは計画したとおりに儲けること』といわれる所以でしょう。



最後に、計数管理が弱いということ。

数字に対する執着力が弱いということですが、そもそも数字が

数字のままであって、分解されず、具体的な行動プランに落ちていないです。



その結果、管理者も指導できないし、実施者も的を得た行動になっていません。

大企業と中小企業の大きな違いはここにあると思います。

人材の問題で片付けがちですが、(教育)環境の問題ですね。



結局、すべては『考えていない!』ということにつながりそうです。

差別化とよく言いますが、とにかく、一本立てる!キャラを立てる!

真剣に『考える!』習慣が大事だとつくづく感じています。