平成24年10月15日(月) 晴れ
10月もなかばになってくるとさすがに秋らしくなってきます。
でも、このところ昼と夜との温度差がありすぎて困ってしまいますが。
秋の夜長といいますから、ゆっくりと考えごとをするにも適しているような・・・。
経営者という言葉の意味するところは、やはり社長なんですね。
法律的には『取締役』が該当するのでしょうが、
実際は、ビジネスを丸ごと動かせる人にしか当てはまらない言葉だと思いますね。
ある、上場企業の社長さんが言われいたことを思い出しました。
『自分は副社長から社長になったが、副社長と社長とでは全く仕事が異なる!』
経営者は、『担当者』ではないということなんです。
そこで、経営者の仕事について考えてみますと、
よく言われることですが、『方針の決定』と『後継者の決定』があります。
今日は『方針の決定』についてです。
戦略という言葉はカッコがいいのでよく使われます。
しかし、戦略の何たるかは分かったようでよく分からないのが実際では・・・
たまたま日経新聞の記事にでていた内容に納得しました。
つまり、戦略はストーリーなんだと。
最近、『見える化』とよく言われますが、『見える化』の対象はあくまで業務。
戦略は『話せる化』でないとダメで、筋が大事であると。
戦略を構成する個々の要素についての分析だけになっていることが多いようですが、
本来、戦略の条件は、『違い』と『その違いをつなぐ』ことにあって
ストーリーをしっかりと示す(話す)ことが経営者の仕事であると言っています。
いい戦略は、聞いていて面白いもの。
悪い戦略は、分析的内容の羅列で面白くないもの。
今の時期、しっかり、『違いをつなぐ』戦略を構想していきましょう。