平成24年4月5日(木) 晴れ




よく『お金のにおい』がするとか、しないとか言いますが、

先日、ある会社の社長さんと話をしていたときに

この言葉が出てきました。


ベンチャー企業はもちろんでしょうが、ほとんどの経営者は

日々、商売のタネを色々と考えていることと思います。

そのときの企画の良し悪しは『お金のにおい』がするかどうかだと思います。



この点、成長企業の経営者の方はこの嗅覚がすぐれているようです。

俗に、金儲けが上手い人ということなんでしょうが、

何かポイント、コツみたいなものがあるのではないかと・・・・・



そこで、先の社長との話を振り返りながらちょっと考えてみました。

まず、気づいたことは当たり前なんですが徹底的なマーケットイン思考です。

常に、お客さま目線が基本です(競合他社がどうとかは関係ない)。



要は『ニーズ』を把握して、それをいかに『ウォンツ』に変えられるか。

経営の神様、松下幸之助氏も言われていましたが、

『お客様の欲しがっているモノは売るな、必要としているモノを売れ』と。



単なる御用聞きでなく、お客様の声をしっかり聞いて、

『ウォンツ』に訴えることが大事なんだと。

対象とするマーケットをしっかりと視ることがスタートですね。



次に、そのマーケットの規模ですね。

どのぐらいある(いる)か!?

成長するか!?



そして最後に、いわゆる隙間か、非効率性があるかでしょう。

効率性が高いのであれば既に(すぐに)大手が進出してくるでしょうから、

大手が手を出しにくい非効率性が結構重要ではないかと。



戦略論でいう弱者の論理ということでしょうが、

1、徹底したマーケットイン思考でのウォンツ追求

2、マーケット規模

3、隙間、手間、非効率    といったことがあると



『お金のにおい』がするビジネスアイデアなんでしょう。

「知ってること」と「できること」の間にある大きな隔たりを埋めるのは

やはり凡事徹底しかないようです。