平成24年1月21日(土) 小雨
オリンパスが上場維持されました。
判断としては「債務超過に陥っていなかったこと」が大きかったようです。
やはり利益が最も有効なのリスクヘッジなんでしょう。
オリンパスは資産運用で失敗した損失が最大で1235億円あった
といいますから、それらを訂正しても債務超過にならないとなると・・・
超優良事業だけに本業以外での損失とその隠蔽の経営責任は重いでしょう。
事業家が行なう投資ではなく、投機による損失でしょうから・・・。
コダックの場合は『金のなる木』で次の投資タイミングが遅れたこと、
オリンパスは『金のなる木』で投資でなく投機に走った結果でした。
調子のいいときこそ気をつけないといけないということですね。
日本企業の製品が素晴らしいだけに
経営の品質が見劣りすることは避けたいものです。
昔から大人物になるためには「清濁あわせのむ器量」が大事とか
いいますが、そのことで、日本が不正に寛大な?お国柄といった
誤解を与えることがないようにしないといけません。
今後、株主からの訴えが起されるようですが、
上場企業にとっては『適切なディスクロージャー』がいかに重要か!
ということへの理解が必要です。