平成23年12月27日(火) 晴れ



消費者の行動パターンが変化してきているとか。

日経の広告記事によると、従来型の上位20%の顧客が売上の80%を担う

『20:80のパレートの法則』がくずれてきているといいます。


加藤 弘之のブログ-2011122722160000.jpg


つまり、少額の顧客取引の長期間にわたっての集積が

売上の主力になるという『ロングテールの法則』が生じてきており、

その比率はネットビジネスに特化していない一般企業の場合、

40:60程度ともいわれていると。



このことは、これまでの倍の数の上位20%の顧客に対する

優先マーケティングを行なっても60%程度しかカバーできない

ことを意味するとしています。



確かに情報手段が多岐にわたっていることが、

消費者行動に大きな変化を起こしていることは

想像できます。



ただ、このあたりは強者の論理であることは注意すべきでしょうね。

日経の広告記事であることが既に強者に向けての情報なんですが(笑)。

弱者である多くの中小零細企業にとっては『パレートの法則』は健在でしょう。



どれだけ自社がターゲットとする顧客の絞込みができるかではないかと。

いわゆる『ビッグデータ』に惑わされてしまうと危険ですね。

弱者は弱者の戦略をしっかりとっていく必要があります。