平成23年12月13日(火) 晴れ
ウィルコム蘇生、今年度黒字化へ
なかなか刺激的で興味をそそる見出しです。
ソフトバンク傘下で経営再建中のPHS会社、ウィルコムです。
2010年2月に東京地裁に会社更生法の適用を申請し倒産した会社ですが、
ソフトバンクがスポンサーとなって再生を図ることになり
10月に更生計画の認可決定後、12月に100%子会社として再スタート。
認可決定後、1年余りで黒字化できたことになります。
まさにスピード復活です。
社長の宮内謙氏はソフトバンク孫正義社長の右腕だとか。
宮内謙ウィルコム社長とのインタビュー記事から
スピード復活に限らず、企業経営に不可欠なキーワードが
あるように思いました。
『契約数を伸ばすには驚くような料金プランが必要』
売値の設定は経営者がしなければいけない最重要事項ですが、
お客様からみて“驚き”がないといけないと。
『新型端末を徹底的に出すことは不可欠』
すなわち、新商品の投入ですが人は飽きやすいということ。
だからこそ“徹底的に”がポイントかと。
『音声、低電磁波、低消費電力の特性で携帯とは異なる土俵で勝負できる』
よく言われることですが、自社の強みを見極めて
その得意な分野で勝負すること。
『とにかく「数」を増やさないとビジネスはできない』
『母数が増えれば信用され、色んな手が打てる』
やはり、お客様を増やすことが最重要だと!数の力ですね。
『インフラをきっちり整えないと、いくらマーケティングを頑張っても限界がある』
インフラ整備はどうしても後手後手になってしまいます。
このあたりが意外と重要なんでしょうが資金が要りますね。
何よりも実行力が大きいと思いますが、
加えてスピード感ですね。
まさにベンチャースピリッツです。