平成23年11月11日(金) 雨



オリンパスが証券投資損失を隠していた問題や

大王製紙での前会長の巨額借入問題の不祥事により

企業統治の強化に向けた動きが加速しそうです。



確かに、企業活動がグローバル化し、海外の利害関係者も増えていく中で

日本企業だけが異質な存在になってしまうことは避けなければなりません。



そのためには、世界共通の一定の基準が守られないと

公平性、公正性は確保されないでしょう。

IFRS(国際会計基準)の適用に向けた動きがそのひとつです。



会社法上の監査役制度は日本特有の制度ですが、

ガバナンスの議論では、いつもその機能が問われています。

社外取締役設置の義務化はその補完的な意味合いがあります。



ディスクロージャー、ガバナンス、コンプライアンス・・・

上場会社であるということはそれだけ責任(responsibility)があるということ。

responsibilityとは、response(対応)するability(能力)のこと。



経営者の品格が問われているようです。