平成23年7月23日(土) 晴れ




上場会社のメインイベントである株主総会が終って久しいですが、

株主総会での議決権行使の集計で『当日分含む』のは

5%に止まっていたという記事がありました。



加藤 弘之のブログ-2011072514120000.jpg

今年注目の東京電力の株主総会の場合、

出席した株主数は過去最高の9300人強。

総会に要した時間も6時間あまりだったと思いますが、



決議の結果に当日出席の個人株主の議決権はカウントされていないようです。

まあ、実務的には、当日行使の議決権が全体の数%であることを考えると

集計コストの面からみても当然だとは思うのですが・・・・・・。



そもそも、株主総会の議案は前日までの議決権行使で

ほとんど決まってしまうのが実情でしょうから、

当日の議案に対する賛否は決議には影響なしということです。



議決権行使の結果については、投資家(特に海外)を関心の高さから
昨年の株主総会(3月決算)から、臨時報告書として開示することになったものですが、

それでも当日出席分の取り扱いは理由により除外可能となっています。



株主総会シーズンになると話題の会社へ足を運ぶ株主の光景や

株主総会の覆面映像がその時々の関心の高さを映し出していますが、

議決権行使結果が集計されていないことはちょっと寂しいですね。