平成23年5月2日(月) 晴れ



日経新聞の次の記事は興味深い意見ですね。

①インタビュー領空侵犯『第三者評価に頼りすぎるな―専門家に尊敬の念を』

②経営の視点『震災で企業家魂再び―計算超え「意義ある」事業を』



いずれも震災対応をキッカケとするものでしょうが、

一般的事象としても十分納得できるものです。

①は、第三者評価の安易な利用と過度の期待を戒めたもの



第三者評価に対する理想と現実のギャップをしっかり認識しておかないと

客観的評価を誤認して、おかしな評価、間違った結論が氾濫してしまうリスクがある。

そのためにも、まずは評価能力の基準として資格者制度が重要だと。



資格制度が整っっている会計監査の世界でも

依然として期待ギャップの問題はありますからね。



②は、今回の震災で経営者は収益性などの計算を超えた対応を迫られ、

そこには経営者として欠かせない企業家精神に通じるものがある。

今後は、投資に対する判断基準が劇的に変わると。



従来は市場性がどうかが重視されてきたが、

これからは何のためにやるのかが重要だと。

まずは、社会的に意義のある事業をしたい、という企業の原点が大事で、



採算を度外視しても求められていることを追求していく

企業家魂の再生が期待され

利益は後からついてくるものだと。



マインドの問題ですね。