平成23年4月22日(金) 雨
本日22日午前0時、福島第一原発から20キロメートル圏内が
原則立ち入り禁止とする『警戒区域』に設定されました。
色々と専門用語が出てきていますが、今回またまた新しい用語が。
『警戒区域』は災害対策基本法に基づき、人の生命の危険を防止するために
都道府県知事や市町村長が設定するもので、立ち入り禁止命令や
退去命令を出すことができるとされています。
立ち入り禁止命令に違反すると10万円以下の罰金か拘留される罰則もあります。
既にこの地域は避難指示が出ていることから避難している人は約8万人になるとか。
空き巣などの防犯上の問題からも立ち入り禁止令が必要となるのでしょうが・・・・
それにしても避難生活を余儀なくされている方々の苦悩は大変なものでしょう。
プライバシーや健康上のトラブルも日ごとに出てくると思います。
電気に依存した便利な生活が放射能という危険の上に成り立っている事実を忘れていました。
確かに、科学技術の進歩は人間の生活を便利にしていますが、
生命体である人間そのものは進化していないんです。
生活が便利になればなるほど、人間は危険に晒されているということなんでしょう。
警戒区域や計画避難に関する報道がテレビで繰り返されていますが、
ふと外を眺めると、雨上がりの緑がキレイで新鮮でした。
新生リセットのイメージを受けました。
1日も早い復興を願うばかりです。