平成23年3月7日(月) くもり後晴れ
『「特命会計士が活躍』なる記事が出ていました。
何やら物々しい表現ですが、会社の不祥事調査に関わる会計士のことのようです。
まあ、会社としても不祥事対応は特命事項でしょうから・・・・。
金融庁が新たに創設を検討している『企業財務会計士』が話題になっているので
また、新たな制度がでてきたのか?と勘違いしそうですが・・・・(笑)。
実態は、以前から行っている財務調査・企業診断の一環業務です。
公認会計士としての業務領域が広がることはいいことですが、
不祥事にからむ特命~は、ニーズが広がって欲しくないですね。
いずれにしても、実務経験を十分積んでいる会計士であれば活躍の場は多々ありそうです。
資格試験合格者であることと実務対応能力者であることは別物ですから、
会計士=会計のプロだからと、過度の期待は禁物です。
期待に応えられる専門家となるには、それなりの経験が不可欠ですしセンスも要りますね。
新卒者の就職難と同様に、会計士の就職難が問題になっています。
公認会計士試験合格者の就職先は基本的に監査法人になります。
まずは監査法人でしっかりと会計監査業務の経験を積むことがその後の業務展開に繋がります。
一般企業にしても監査法人にしても
雇用拡大をしようと思えば、如何にマーケットの創造ができるかでしょう。
職業会計人として世の中に如何に貢献していけるかが問われているようです。