平成23年2月20日(日) くもり



『社会人基礎力グランプリ2011』なるものがあるようです。

大学のゼミや授業などを通して学生たちの社会人基礎力が

どれだけ成長したかを競うイベントで2007年度から開催されているんだとか。



そもそもは、経済産業省が実施した「大学生の『社会人観』の把握と『社会人基礎力』

の認知度向上実証に関する調査」にあるように、企業の求める人材像を巡る

企業と学生の間での大きなギャップの存在から。



加藤 弘之のブログ-2011022209140000.jpg

学生が自分自身に不足していると考える能力が

ビジネスマナー、語学力、業界の専門知識、PCスキル、簿記

であるとしているのに対し、



企業は、それらの能力は足りている、又はこれからでもよいと判断しており、

むしろ、粘り強さ、主体性、チームワーク力、コミュニケーション力が不足していると判断している。

このように、学生と企業に意識のズレが生じている。



そこで、社会人として仕事をしていくうえで必要な基礎的な能力と定義される

『社会人基礎力』が注目されて経済産業省を先頭に産学への普及が進められているとか。

ここに、企業が最低限求める能力として、社会人基礎力が明示されたました。



社会人基礎力は以下の3能力12要素からなっています。


1、失敗を恐れない粘り強さを示す『前に踏み出す力』(アクション)

  (主体性、働きかけ力、実行力)


2、疑問をもち考える『考え抜く力』(シンキング)

  (課題発見力、計画力、創造力)


3、チームで目標に向けて協力する『チームで働く力』(チームワーク)

  (発信力、傾聴力、柔軟性、情況把握力、規律性、ストレスコントロール力)



内容を見てみますと、新入生に限らず、常に意識していかないといけないことです。

初心忘れるべからず!ですね。