平成23年2月16日(水) 晴れ
かつて監査法人勤務時代に株式公開業務で関わったことのある
懐かしい会社の記事が出ていました。
成功したベンチャー企業として必ず名前が挙がったメガチップス社です。
1990年創業で、1998年8月に店頭公開し、2000年12月には東証1部に上場
まさに、ベンチャー企業といえる成長振りでしたね。
当時、会社の事業内容について説明を受けたのですが、何かよく分からなかった記憶があります(笑い)
新卒者の就職戦線は厳しい状況が続いています。
就職希望者の安定志向が目立っており、中小・中堅企業へはなかなか目が向かないようです。
会社選びでも「社風を重視する」となっていますが、有名大手企業のイメージが背景にあります。
株式公開においても、最近は社歴のある中堅企業しかないようです。
進藤会長の記事にもありますがベンチャーの絶好の機会のはずなんですが・・・。
どうも、日本企業の経営コンセプトは「同質性重視のマネジメント」のままなのかもしれません。
横並び、協調、和、集団主義、安定志向、実績主義・・・・。
日本では、「同質性の中に安定性があり、画一製品の規模が競争力である」との考え方が根強く、
「異質の中に成長性と競争力がある」と考え、異質のものを育てる風土があるアメリカとの差が大きいと。
これからは、異質重視のマネジメントが必要になる。
既存の勢力とは違う戦略で、違う地位を築いていくことが求められる。
ベンチャーの絶好のチャンスが訪れている、と心強い言葉でした。