平成23年1月27日(木) 晴れ
鳥インフルエンザの影響が全国に広がっているようです。
人には感染しないとの事ですが、食品であるだけに気になるところです。
それにしても、あの殺処分に伴う埋却の光景は何ともいえませんね。
先の口蹄疫のときにも再三テレビで放映された場面ですが・・・。
野鳥の渡りが原因だとすると根絶はムリでしょうし、
食品だけにワクチンとかも難しいんでしょうね。
鳥インフルエンザなどの伝染病対策でのワクチン使用については考え方が二つあるのだとか。
すなわち、対象疾病の清浄化を目指す場合と、清浄化を目指さない(=疾病の常在化を容認する)場合。
清浄化を目指す場合は摘発淘汰(殺処分)で、否の場合にはワクチン接種になると。
わが国としては、鳥インフルエンザの清浄性が保てないと汚染地域からの家禽肉等の
輸入禁止措置が取れなくなるので、鳥インフルエンザ対策の基本は、摘発淘汰による迅速な清浄化になると。
防疫にワクチン使用を許可している国は、数カ国の多発国に限定されているようです。
ワクチン接種の場合には、接種鶏群は全てが処分されるまで定期的なモニタリングで監視され、
万が一感染が確認されると農場の飼養家禽等は全て殺処分される等の厳しい措置がとられるそうです。
また、大きな穴を掘って埋めるときのブルーシート&石灰は、
土壌汚染を防ぐための措置なんだそうです。
埋めた後、3年間はそのままにしておくのだとか。
やはり人間も地球上の生物の1つであるということです。
忘れがちですが、自然のパワーの前には無力です。
自然との共生を考えないといけないということでしょう。