平成22年12月9日(木) くもり
日経新聞で企業総合評価(NICES)が報告されていました。
各200満点の5つの視点から評価をして、
合計1,000点満点の総合評価になっています。
対象企業は上場会社から規模などで選定した主要1,014社で、
その後のアンケート調査や財務データなどから
企業を取り巻くステークホルダーのして視点で評価するもの。
各企業は普段から独自の手法で自社の評価を行っているでしょうが、
共通の基準で評価することは困難でしょうから
企業のIR戦略としても参考となる要素が含まれていると思いますね。
特に、『社会』の視点、『潜在力』の視点は、面白いです。
ランキングとなると、やはり気になるものでしょうね。
企業も人も同じだと思いますが、成長には競争が不可欠です。
そのための『見える化』情報が共通の基準による外部評価でしょう。
この『共通化』を図るインフラ整備がポイントでしょうね。
ここを抑えることで情報の価値が高まることになります。
企業に関するデータを扱うメディアとしての日経ブランド力があって、
それを活用して総合評価ランキング情報を提供することで
企業評価としてのインフラをつくり上げていることがスゴイです。
広く共通のインフラを整備して所有することは、
企業成長戦略上、重要なポイントだと思います。
『ブランディング』と『広く利用できるインフラ整備』ですね。