平成22年10月30日(土) くもり
最近、財務報告にかかる内部統制では効率化がテーマとなっています。
何とかしてコントロールの数を減らそうと検討されています。
そこで問題になるのが、コントロールに関する事前と事後のバランスです。
当社のような監査の仕事は、モニタリングでも事後的なものです。
事後的なモニタリングで発見されたということは、コントロールが効いている証とも
いえますので結果としてはいいことなのでしょうが・・・・
事後的にチェックするのに比べて、事前に注意して取り組む姿勢には
強い意識が必要だと思います。
あくまでもリスクを想定してのことですから、どうしても実作業に意識がいってしまいます。
後から気がついて、あの時もう少し注意していれば・・・・・
このような状況が多々あるのではないでしょうか。
このあたりのことを変えていくのは、やはり教育・研修なんでしょうね。
当たり前のことでしょうが、『手を抜かない』ということに尽きるようです。
日常の各業務プロセスで行われるコントロールこそが内部統制ですが、
それは最高の成果を挙げるために設定されたものであるはずです。
ミスは必ず起こるもの。
慣れが怖いです。
初心忘れるべからず、ですね。