平成22年10月15日(金)晴れ
先日、新生ジャスダック市場が誕生しましたが、
IPO(株式公開)環境はすっかり冷え込んでしまっています。
元気のある企業が少ないこともありますが、IPOの魅力が無くなってきているともいえます。
さらにまずいことがあります。最近よく聞く話ですが、
IPO期待から行った資本政策の後始末が大変になっている会社が結構多いことです。
IPOの期待がはずれ、株主からの買い取り要求が顕在化してきているようです。
しかも当初の投資金額以上の金額を求めてきますから困難を極めます。
安易な第三者割当増資で資金を集めたツケが回ってきたようです。
管理コストの高止まりも問題となっています。
IPOブームで経営がおかしくなっています。
会社の基本は営業が第一。
コンプライアンスを守って、しっかり利益を上げて税金を支払う。
顧客視点を中心に組織体制の見直しが急務となっています。
基本にもどり、会社のビジョン・理念を明確に打ち出して、
その実現に向けて実行あるのみということでしょう。