平成22年9月22日(水) 晴れ




M&A(売り手)の話って結構あるんですよ。

つい最近も、ある知り合いの社長さんからM&Aをしたとの知らせがありました。

体調や年齢的なことがあって今後どうするかをずっと考えておられたようです。



未公開会社の場合、経営の承継が大きな問題となります。

子供などの親族承継が素直なところですが、

後継者が見つからないケースが多いと思われます。



一時期、IPO(株式公開)がブームとなっていましたが、

公開しても経営者の持株はなかなか処分できません。

なにより、IPOそのものが難しくコスト高となってきています。



その点、M&Aでの株式譲渡は創業オーナーにとって魅力的なものではないでしょうか。

基本的に従業員を含む組織そのものを維持したうえで

オーナーにとっての投資回収が図れるのですから。



ただM&Aの売り手となる条件は、会社がしっかり儲かっていないとダメですね。

何か特殊な技術等を持っていたりすれば別ですが、

赤字会社を引き受けるところはないです。



やはり会社は、コンプライアンスを守って、

しっかり利益を出して

税金を払う、のが基本です。