平成22年9月17日(金) 晴れ



本日、金児 昭先生にお会いしてきました。

信越化学工業で経理・財務部門一筋38年間の実務キャリア。

公認会計士試験委員も務められたこともある経理・財務のご意見番です。



著書も多く、何と現在で120冊、今も数冊執筆中だとか。

お会いした時も資料等で山となったテーブルを挟んでのものでした(笑い)。

初出版は47歳のとき、ほとんどの出版は60歳を過ぎてからというから驚きでした。



過度の内部統制、減損会計に反対。

会社の業務で経理・財務のウェイトは2%に過ぎない。

あくまで販売、製造、研究開発、M&Aの現業部門が中心だ。



会計(というよりも経理・財務と言われてましたが)が仕事をしすぎないことが

会社が良くなること、すなわち皆が幸せになるポイント。

経理・財務業務は、入金と出金の2人で十分(?)。



そして経理・財務の仕事は会社の資産をしっかり守る・保全することに尽きる。

しかし、資産保全に関しては経理・財務の専権業務であるから社長であっても関係なし。

会社は、コンプライアンスを徹底して、利益を出して、税金を払うことだ。



金児語録が尽きません。

信越化学で仕えた社長の教えによるものだそうですが、

若い人にどんどん伝えていきたいとまだまだ意欲的でお元気な74歳でした。