平成22年8月26日(木) 晴れ
急成長を遂げている企業があります。
もともとはベースになってきた事業の見直しからですが、
得意分野を活かしてのスピード経営が基本となっています。
そして、ビジネスの柱にあるのがITシステムです。
システムインフラのベースが構築出来ているのでそれを活用することで
他社との提携を含むビジネス展開が有利に進んでいく仕組みが出来上がっています。
確かにその会社は今までもシステム投資にはかなりお金をかけてきていました。
当初はビジネスの必要上、整備していたものですが、
インターネットの普及に伴って強力な武器となっています。
システムインフラを作り上げてしまうと効果は絶大です。
ビジネスの展開を考えると必ずシステムの活用に帰結していくようです。
そこでまた新たなシステム整備が進んで他社との差別化に磨きがかかると。
ここで見落としてはいけないのが、
基本となるビジネスの実績づくりに10年かかっているということ。
この間のしっかりとしたベースがあってこその現在の成長といえるのではと思います。
IPOブームのときは、ベンチャー企業がもてはやされ、
創業3~4年ぐらいで株式公開を果たすといったビジネスモデルが話題になりました。
しかし企業は松下幸之助氏が掲げた250年計画のようにあくまで永続発展することが大事です。
250年計画は、会社が世の中に十分貢献できるぐらい成長発展していくには、
当時、人間一代が働ける期間を25年とみて10世代ぐらいかかるであろう、
との思いからの計画であったようです。
ビジネスの拡大には、しっかりとした理念が必要であるということですね。
水道哲学といい、250年計画といい
やはり、松下幸之助氏は経営の神様なんですねえ。