平成22年2月28日(日) くもり
今日で2月も終わりです。
日数が少ない2月は、やっぱり逃げられた感じ?(笑い)。
なんで2月は28日なのか?
暦の起源をたどってみると面白いです。
基本は、月の満ち欠けによる太陰暦、太陽を回る地球の動きによる太陽暦、
両者を融合した太陰太陽暦となるんですが。
今日の暦のベースはローマにあるようです。
農業が中心であった当時には、春の種まきから秋の収穫が大事で冬は不要なことから、
当初の暦は、3月スタート12月終わりで1月,2月はなかったと。
そして各月に『大の月(31日)』と『小の月(30日)』を交互に割りつけると
1年は305日で60日少なくなるので、その後に1月、2月を加えることに。
そうすると1年が366日になるので、最後の2月(30日)で調整して1日を引いて2月が29日になった。
その後ローマの初代皇帝ユリウスは、1年を1月スタートの変えて(ユリウス暦)、
自分の誕生月である7月を自分の名前(JULY)に変えたのだとか。
その後、アウグストゥス帝も自分と縁のある8月を自分の名前(AUGUST)変えることに。
さらに、自分の8月(小の月)がユリウスの7月(大の月)より日数が少ないことから、
8月を大に月(31日)に変更して、以後の月も順次変更することに。
その結果増えた1日をまたまた2月で調整して差し引いたので2月が28日になったのだそうです。
権力者の我がままがもたらした結果だったようです。
時間を経た現代を見ても人間の心理的なものはあまり変わらないのでは・・・。
その意味でも歴史を読むことは有益なんでしょうね(歴史は繰り返すです)。