未成年者の社会問題 | スペイン・サッカー珍道中

未成年者の社会問題

今ヨーロッパはじめ、スペインで社会的問題になっている未成年者の選手登録問題。

記事はバルセロナのカンテラ(下部組織)でプレーする15歳の韓国人選手がFIFAの規定により選手登録を突如抹消されました。

http://m.libertaddigital.com/deportes/futbol/2013/02/19/un-joven-no-podra-jugar-mas-con-el-barca-por-ley-1276482757/

その問題とは、外国に住む18歳以下の未成年者の選手登録で、両親がビザ(居住許可証)または、労働ビザを保持しない場合、未成年者の選手登録は剥奪される規定です。

僕が担当している、13歳のヒカル,15歳のソースケはスペインに長期留学しております。

レアルマドリッドの傘下である、カニージャスでプレーする2人の日本人選手にも、ついにその御触書が届きました。

2人はレアルマドリッドに挑戦という、大きな夢を掲げ、単身でスペインに来ています。

日本の中学校にいたら、当たり前の様に日々生活し、友達や彼女と遊び、当たり前の様に練習ができ、当たり前の様に試合ができます。

しかし、ヒカルやソースケは、ビザの問題で日常の生活に悩み、選手登録による規制で試合に出場できず、日々悩まされています。

海外で単身で暮らし、サッカー以外に楽しみのない2人。

そして、体は正常なのに毎週試合ができない環境は精神的にも、本当に辛いものです。

それでも毎日の練習は、腐らず他の選手以上に真面目に取り組む。

ヒカルと、ソースケの精神力の強さには頭が上がりません。

何度もレアルマドリッドの弁護士を通じ、サッカー協会やFIFAと交渉を重ねてきましたが、依然として解決しないままです。

御触書が届いて二ヶ月になろうとしてます。

何としても2人の夢を叶えたい。

少なくとも、普通に試合をさせてあげたいです。









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