マルバ国際大会 未完の大器発掘
さあ、いよいよ今日が最終戦となります。
順当に勝ち残ってきたレアル、アトレティコ、カニ―ジャスは予想通り、しかしアトレティコグループ1位のランサローテは未知数のクラブです。
マルバの選手数人は予選から既に高い評価を得て、準々決勝は注目される一戦となりました。
ドリブルとパスを巧みに組み合わせるマルバのサッカーはランサローテを圧倒していました。
特にエース・ケイナの高いパフォーマンスは敵チームからも賞賛を受ける素晴らしいプレーでした
攻守に渡り一生懸命チームの為に頑張る姿と完成度の高いプレースタイルに誰もが感嘆したのです。
そのケイナから得点が生まれ、このまま1-0で勝つだろうと誰もが思っていた矢先に、終了間際まさかの失点で、なんとPK戦に持ち込まれてしまいました・・・
相手は高校生くらいの体格のGK。
タテにも横にも規格外の大きさ。
まるでゴールにドラム缶を置いたような。
ゴールが狭く見える。
正にPK職人だ。
1本目ドラム缶の下を狙ったシュートなのに、嘘みたいな素早い動きを見せてセーブされた。
結局PK戦は全て決めたランサローテが制した。
皆大泣きしていて、僕も泣きそうになった・・・
できるものなら延長戦をやって欲しかった。
あれだけ攻めてPKで決着付けるのは子供達にとって酷過ぎる。
ただ、悔やんでも仕方が無いので残りの7、8位決定戦で勝って観客の皆さんに目と心にマルバを焼きつけて欲しい。
準決勝の途中ハーフタイムに突然ヒーローインタビューが設けられた。
なんと、あのケイナが大会委員長の名指しでグランド中央にてインタビューが行われた。
突然の事で僕が通訳をやりましたが、大会委員長が観客席からグランドに入ってくるというパフォーマンスをしたかったのだけれど、扉の鍵が開かないハプニング。
管理人が何本かある鍵で試すがテンパってしまい一向に開かず後半が始まってしまった・・・
手際の悪い展開に少々冷め気味の観客でしたが、大会委員長は見た瞬間に気に入ってしまったらしい。
いくつかの質疑応答が繰り返されインタビューは終了。
そんなこんなで、結局マルバは7位入賞した。
決勝はレアル対ランサローテ。
優勝レアル・マドリッド
閉会式では16位から順番に表彰され、途中得点王、フェアプレー賞、MVPが表彰された。
なんと、ここでもサプライズが。
MVPに優勝したレアルの選手を差し置いて、ケイナが選ばれてしまった
後日談で、最終的にMVPはレアルの7番とケイナが審議され、ケイナが見事選出された。
未完の大器。
他にもレアルのコーチはマルバの選手もう一人を絶賛していた。
今後のマルバには注目したい