クラブの明暗
2011-2012年シーズンも終了し、今回も様々なドラマがありました。
昇格して歓喜に沸く選手もいれば、残留が決まり早々とクラブ交渉をする選手、降格を争い降格して落胆する選手・・・
毎年いずれかのクラブが降格すると分かってはいるものの、いざ現実になるとかなり精神的にきついものです。
2部Bのトレドはそこそこの予算をかけながら、終盤に数ポイントの勝点が拾えず常に降格争いをしています。
一方で、若い選手で構成し、予算をかけないのに残留するクラブ(サンセバスティアン)もいます。
僅か勝点2ポイント差で運命が大きく分かれます。
安い給料で狙い通り残留ができたサンセバスティアンの選手を見る目と、トレドのように給与はそこそこきっちり支払ってベテランの良い選手を連れてきているのに結果が伴わない。
ここで大きくGMの采配が明暗を分けます。
サンセバスティアンは負ければ降格が決まり、勝てば残留決定で未払いの給料もセルヒオ・ラモスの代理人(実兄レネーラモス)スポンサーが付くので回収できるので必死です。
また若い選手中心で血気盛んで90分間最後まで戦い抜く選手がいる事でチームの雰囲気が大きく違います。
GMであるレネーラモスは選手を獲得する時ある部分を見ます。
後半ボールを持っていない選手が指示を受けずとも、仲間の為にいかにサポートに走る事ができるか。
辛い時間帯でもパス出したら立ち止まらずその足でサポートに全力で走る精神力を持ち合わせているか。
技術や戦術眼は勿論ですが、仲間の為に戦える選手が必要としています。
練習のコーン・ドリブルで誰よりも早く走り抜け、正確に狙ったところに蹴れて、リフティング1万回できても、結局それがチームの為に活かされなければただの曲芸にすぎないという事です。
正に、一人は皆の為に、皆は一人の為にですね
今思うとあれ、良い歌だったんだ・・