27年ぶりのストライキ! | スペイン・サッカー珍道中

27年ぶりのストライキ!

何と、昨日から開幕するはずのリーグ戦第1節が選手への未払いなどを理由にストライキに突入する事となりました。むかっ


1部、2部、約200人に及ぶ選手未払い総額は約5000万€(約50億円)となり、AFE(選手協会)はLFP(スペイン・プロリーグ機構)とスト回避の話し合いをしました。


そこでLFPはクラブの倒産補償基金設立し、今後4シーズンの基金として4000万€(約40億円)を積立しましたが、過去の未払い5000万€にすら届きませんダウン


スペインリーグはおよそ65000人の雇用があり、スペイン国内生産(GDP)の1%を産み出す産業の一つと言えます。


特にスペイン2大クラブのレアルマドリッド、バルセロナは放映権料の約6億€(約600億円)のうち半分を占め、残りを18クラブで分配するという状況なのです。


よって下位のクラブは殆ど収益がいかないのが現状なので、破産法を申請するクラブが21クラブにも及びました。


破産法は2002年に企業を倒産から守る為に制定され、これが申請されたクラブに適応された場合、未払い分の選手給与・債務返済が免除され、降格処分も受けないのです。


去年1部に昇格した、ラージョバジェカーノやベティスも選手の未払いなど数か月に及び、この破産法を適応し、見事といいますか1部に昇格しております。


そこで、AFEは経営破たんしたクラブの強制降格を改正法案を提出したのです。


何だかんだ言っても、選手たちはストライキよりもサッカーを本当に心から愛しているので、手を抜かずにプレーをしている姿は正にサッカー王国と言っても過言ではないでしょうねメラメラ


早期解決を期待していますDASH!