言霊 | スペイン・サッカー珍道中

言霊

こんにちは。


いやー、スペイン最高ですね!


今更なんだよと思ってしまいますが、実は最近何でもない事でも、できる限り褒めて、感動・感激・感謝しようと心がけています。


日本人はよく外国人に比べてコミュニケーションや感情表現が苦手だと言われていますが、僕もそんな一人です。


特に若い頃はカッコつけたい一心で、人前などで感情を出す事はダサいと思い点を決めてもクールに、ファールされてもクールに、感謝されてもクールに何事もクールに努めてきました。シラー


褒められる事はあっても相手を褒めた事は決してなかった。


でもクールなのは日本ではきっとカッコいいと思う人がいたかもしれませんが、スペインでは逆に損していることに気付きました。


それに気づいたのが、サッカーを辞めてコーチライセンスを取り始めてからでしたね。


選手とは違う視点で見る事で、コーチも選手に感謝したり、間違った事は認めて謝ったり、褒めたり、コミュニケーションとは素直にコミュニケーションを取る事だなあと思いました。


選手を追って見ててもなるほど、こういう選手が伸びていくんだなあ、こういう監督がチームを勝利に導くんだなあ、って色々と勉強になります。


サッカーに限らず、日常生活でも外食をして不味くても美味しくても店員やコックに何も言わないよりも、一言「美味しかったよ、ありがとう」というだけで言われた方も言った方も値段以上の価値が出てくると思います。


よっしゃ、次はあの日本人にもっと感動させる美味いいもんを食わせてやろう!っとなります。


サッカーで言えば味方を褒める。ビックリマーク


褒められて嫌な思いをする選手はいないので、逆にこちらを意識してくれどんどんパスが出るようになる。


とにかく良いプレーをしたら試合後でも味方敵にかかわらず選手を褒め、監督やコーチでも陰で悪口を言うのではなく逆に良い所を見つけ陰で褒める、先輩後輩でもとにかくできる限り良い所だけを見つけて、実際口に出して褒めることで自分自身のプレーも違ってきます。


これが簡単そうでなかなか難しいんですよ。


僕はまだまだ人を否定したり、するところがあるので全然言えた立場ではないですが、日常からちょっとづつ実践するようにしています。


これによって変わった事。


自分の力でどうしようもなくなった時、周りが助けてくれ意図も簡単に事が進んだことでした。


日本では「言霊」といわれるように言葉に出した時はそれに魂が宿るとされています。


スペインや海外では特にそうだと思う。


いくら根は良い人で心に思っていても、言葉に出さなければ気持ちが相手に10%も伝わらない。


またネガティブな言葉ばかり使うと、その通りの事が実際起きてしまう。


土の凸凹のグラウンドでも「最悪な環境や、こんなところでは一生勝てない」と思うのか、「この凸凹で練習すればコントロールが上達する」っと、気持ち一つで全く違う結果になると思う。


試合の組み合わせでも、強いチームばかりにあたって「最悪や絶対に負けるわー」ではなく、選手皆が「ラッキー、ここで勝てば優勝目前や!」と言える選手が何人いるかでそのチームは勝ち残っていくと思います。


スペインに来る留学生で、ポジティブな発言をする子ほど言葉・技術云々、チームメイトとすぐに溶け込み良い結果を残す子が多いですね。


技術を磨いたら、次はポジティブな言霊をどんどん使って内面を強くしていけたらと思います。


技術も実戦で使ってナンボで、使えば使うほど技に磨きがかかり神がかり的なプレーができます。


言葉も相手に良い言葉を使えば使うほど、相手も信頼できる言葉となり簡単に自分の有利なようにコントロールできます。


とにかく損はしないんで、今日からでも早速ポジティブ(褒める・感謝・感激・感動)な言葉を使ってみてください。


僕は今日油っこくて塩辛い料理をレストランで食べたのですが、これメッチャ美味しいと言ったら、スタッフ初めコックまでもがわざわざ来てくれ、色々なサービスをうけました音譜