選手=経営者
今日は久しぶりに日本人が所属しているユース2部の試合と、地元トレドの2部の試合を観戦してきました。
毎試合違った角度から試合を見る事によって、色々なドラマが垣間見えて面白いです。
ただ単に戦術的にみる時もあれば、選手一人ひとりを追っかけて技を見て「すげー」と思ったり、監督の指示を見たりなど様々です。
昨日はレアルマドリッド対バルセロナのクラシコを、選手全員が死に物狂いでプレーしている姿が印象的でした。
そして、今日の試合はユースと、プロの選手を比較して見てみました。
もちろん単純にスピードや、身体の違いはありましたが、技術的には止めて蹴る、の基本はあまり変わらないような気がしました。
プロの選手の中には20歳もいますし、身長も160センチ代~180センチ代と、とにかく色んな選手がいて面白かったです。
っで、ユースの選手は今年9月から社会人リーグに移行するのですが、トレドのユースは来季1部に昇格し、何人かプロ契約を結ぶようです。
ユースからプロの選手になった時、技術や、フィジカルに極端な違いは見受けられません。
しかし、一つだけ違いを感じる部分があります。
それは経営者のような風格とでもいいましょうか、どこかユースの選手にはない大人びた雰囲気を漂わせるのです。
サッカーに限らず、一流のプロの選手はよく経営者としても優れてると言われます。
僕の知り合いにもビジネスのノウハウを持っていないにも拘らず、大小ありますがレストランや会社など起こして、成功する選手が多いです。
別に地元で有名だからとか権力があるといった類ではなく、一流の選手は人を動かす魅力と言いましょうか、能力があり、その周りには協力者が自然と集まり手となり足となり助けてくれるのです。
その他に試合で培われた素早い判断と鋭い洞察力も優れ、日常から一般の経営者ではなかなか気付かない部分まで見えています。
そして、一流の選手が政治家や大企業の社長さん達と一緒に、パーティに参加しても全く違和感なく溶け込む事ができます。
またそういう選手には自然といろんな分野で成功した人や、政治家・社長さんなどプラス思考を持った人達の人脈が多いのです。
つまりプロの選手にはこうした技術やフィジカル以外のメンタル面(社交性)も身に付いているんだなと思います。
技術やフィジカルのトレーニングには限界がありますが、メンタルの部分は限界が無いので無限に鍛えられます。
一流の選手のクリニックや講習会は皆受けに行きますが、ビジネスで成功した人や一流企業の社長さんの講演などを聞きに行くひとはなかなかいませんよね。
こういう成功した方々のお話を聞きに行くだけでもプレーの質が180度変わると思います。
技術では長い年月がかかりますが、意識は明日にでも変える事ができ、きっとプレーにも影響するでしょう。