メールから・・・ | スペイン・サッカー珍道中

メールから・・・

先日ある方からメールを頂きました。手紙


最初は、「んんっ??誰でしたっけ?」


っと思いましたが、メールを読んでいるうちに段々と記憶が蘇ってきました。


それは毎年恒例で行われている、レアルマドリッド・キャンプに、4年前に参加した当時小学生だった子のお母さんからでした。


レアルのキャンプはたった2週間とはいえ、言葉が通じない日本の小学生にとってはある意味苦行だといえます。


キャンプ期間中は差し入れや両親の面会など緊急事態以外は一切を禁じる寮生活で、他のスペイン人は友達と話せたりできますが、彼は純粋にサッカーの為にスペインに来たのであって、練習以外は大変な孤独と精神的な苦痛だったと思います。


過去にやはりこの精神的苦痛に耐えられず、途中で断念した日本人を何人も見てきました。


その中で、当時弱冠10歳余りの少年は、一言も弱音・愚痴を漏らさずにこのキャンプを乗り切ったのです。メラメラ


あれから4年余りが経ち、先日お母さんから成長した彼が所属しているクラブで、イタリア遠征で活躍しているという嬉しい報告を頂きました。アップ


勿論サッカーだけではなく文武両道、勉強の方も頑張っているみたいです!


最近は中学年代の留学生が増え先日も数名帰国しましたが、後にこうして成長している姿を知ると、スペインでの経験が少しでも糧となって活かしていてくれる事が、本当に嬉しく思います。


海外の方が良いとは一概には言えませんが、一つ言える事は決して一人の力で留学・遠征できるものではありません。


それには本人が夢に向かって頑張っている姿を見て、両親など周りの協力者がいて初めて実現するのです。


海外留学・遠征とは皆が協力して実現できる一つの行事なので、そういう意味では本人は周りの有難味が分かり、非常に精神的な面で伸びる事は間違いないと思います。


一人でも多くの少年がこのスペインの経験を活かしてくれればと思います。グッド!