貴重な体験
遠征6日目。
トレドは街全体が世界遺産であり、魔女の宅急便でキキが住む町に似ています。
海はないですが、周りは川に囲まれ情緒あり非常に落ち着く街です。
昨日はこのトレドのホテルに宿泊して、朝からまたタラベラに向かいフットサルクリニックを受ける予定です。
クリニックを指導してくれる方はスペイン代表、クラブともに世界を制覇した「ジョアン」という偉大な選手です。
偉大な選手を前に緊張しつつも、楽しみながらクリニックを受けていました。
このクリニックでは技術を学ぶというよりも、世界を制したジョアン選手の考えを少しでも学ぶことができればと思います。
そして、午後は再び長距離バスでトレドに戻り、オデロットと試合を行いました。
オデロットは来季ジュニアユース1部に昇格するチームで、アトレティコと同じくらい強豪のクラブです。
スペインに来て日を追うごとに日々成長している子供達は、今どんな対戦相手が来ても物怖じせずに戦う事ができると思います。
それくらい仲間を信頼し、一人ひとりが逞しくなっているのを感じました。
この日このオデロットでもホームスティでしたが、日本の正月並みに大切な「セマーナサンタ」という連休にも拘らず受け入れてくださったスペイン家族には本当に感謝しなければいけません。
その大切さを歴史をもって知ると、更にありがたみが分かるというものです。
ただの休日ではなく、キリストが処刑され蘇るまでのストーリーを約1週間かけて祝う重要なお祭りなのです。
悲しむ祭り、喜ぶ祭りなど日本では滅多に経験できないお祭りがこの時期に見られた事は本当にラッキーな事で、その間ファミリーとホームスティできた事も素晴らしい体験になった事でしょう。
最初のホームスティよりかは幾分次は何を話そうなどと、色々と作戦を練っている子供を見て環境に慣れるのが早いなあと感心しました。
明日子供たちが、どのような顔をして集合場所に来るのか楽しみです。