小さいが、大きな刺激
5日目スペイン遠征。
ホームスティから一夜明けた子供たちの顔は、スペイン慣れと疲れで心身ともに疲れている感じでした。
さすがに初めての海外ホームスティでは、殆どがなされるがままと改めてコミュニケーションの大切さを感じたようですね。
今日はバスでアトレティコマドリッドの試合会場に移動します。
待ち合わせの場所には、朝早くからご両親と子供まで全員見送りに来てくれました。
バスが出発する最後まで見送りしてくれて、たった1日のホームスティでしたが最後まで良くしてくれたタラベラの方々には感謝しています。
さて、今日は遠征のメインであるアトレティコマドリッドと対戦します。
100年以上の歴史を持つアトレティコの下部組織には、一人の日本人選手が選手登録しています。
宮川類君です。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/chame/article/765
彼は10歳から名門のアトレティコマドリッドに認められ現在に至っています。
何度か会って話をした事があるのですが、久しぶりに会って背も大きくなり中身も更に大きくなっていたのに驚きました。
ルイ君にとっては毎日がテストのようなもので、結果が出なければ次はないという常に背水の陣で望んでいるのです。
現在に至れるのは勿論彼自身の努力による賜物でありますが、それ以上に周りの方々のおかげと感謝する気持ちと、非常に謙虚で前向きさは、正にプロ精神がこの時期に備わっていると感じました。
この小さくて偉大なルイ君が所属するアトレティコ・ジュニアユースと対戦することができ、ジュベンの選手達はとても刺激になったと思います。
結果は4-2で負けてしまい、ルイ君にゴールも決められてしまいましたが、昨日のタラベラとの試合よりも一人ひとり仲間意識が芽生え、更に良い試合となったような気がしました。
昨日の試合で怪我をして歩けない選手の為に、皆が色々と手を貸してあげていた事が嬉しかったですね。
宮川選手との対戦
試合にはマドリッド日本人学校の方も応援に駆け付けてくれて、スペインで日本人の声援を聞けたのは大きな支えでした。
試合後はアトレティコスタジアムに移動し、昼食を食べ、スタジアム見学をしてトレドの宿に移動しました。