皆は一人の為、一人は皆の為に
スペイン遠征4日目の今日は朝早くタラベラに移動から始まります。
長距離のバスに乗る為に、朝7時に起きて近くのバルで朝食を済ませタラベラに向かいました。
バスターミナルから早速練習場に移動し、軽く2時間汗を流し昼食を食べました。
昨日も夜寝るのが遅かったうえに、今朝は早朝起床にもかかわらず、昼食後は観光に出かけていく子達もいました。
スペインに来てようやく試合ですが、その後はいよいよホームスティでもあり皆複雑な気分でしょうね
19時、地元のテレビ局も来ている中、いよいよ試合開始です。
以前遠征に来たメンバーは初めての外国人相手にビビってたのか、積極性が無かった気がしました。
しかし、今回の遠征は初日から地下鉄に乗ったり、自分で買い物したり、バスに乗ったりと、スペインに溶け込むところから始まったので、この試合からも感じられるように彼らの中では外国人ではなしに、一人の選手として映っていたと思います。
特に2年前と違ったのは、戦術でも技術の向上でもなく、ディフェンスからのインターセプト、待つディフェンスではなく、攻撃的な奪うディフェンスなど選手一人ひとりの戦う姿勢が違ったのです。
後半初めまでは圧倒的に攻めていました。
しかし、スペイン特有の後半に勢いが増す攻撃で追いつかれそうになりましたが、確実に集中を切らさずに守りきり勝利をものにしました。
ジュベンは年代が違う合同の即席チームで、決してチームワークとしては完全ではなかったのですが、一人ひとりの気持ちがチームワークとなった気がしました。
でも一つ残念だったのが、この試合で歩けないくらいの怪我をしてしまったジュベンの選手がいて、試合終了後に仲間が肩を担いで行ってくれる子が一人でもいるかなと思いましたが、皆彼をそのままにして更衣室に行ってしまったのが寂しかったですね。
海外に来て特に日本人同士助け合わなければいけない状況で、誰一人彼を気にかける子がいなかったのはまだまだ本物のチームワークとは程遠い気がしました。
スペイン人の子供はこのような状況では絶対に数人がそのこの傍にかけより、当然の事のように手となり足となって助けます。
試合後のホームスティ先では少しでも、この日本人に欠けはじめている人を思いやる気持ちが学べると良いですね。