サービス事情
こんにちは。
今朝行きつけのバールに朝カフェをしに行ってきました!
いつも頼むのが、コーヒーと、トーストに生ハム(イベリコ豚!)とトマトのペーストを塗ったモジェーテを頼みます。
今は店員の人と仲良くなって、色々とサービスしてくれたりします。
ただ日本と違って、お客を待たせるとか、サービスで水やおしぼりが出るといった事はないので、サービスという内容がスペインと日本では違ってきますね。
日本のサービスは基本的に決められたサービス。
接客対応の早さや、水を出す事、おしぼり、その他に名古屋などでよくあるモーニングサービス(コーヒー1杯でトーストやサラダが付く)はどれもお店が決めたサービスであり、個人的なサービスではない。
一方スペインはお客が店員に気を使わなければいけない部分があり、(あくまで一般レストランやバールでの話です)時には席について待たされることも多々あり、最初は決してサービスが良い国とは思えなかった。
要するにお客と店員は一人の人間同士で接することになり、店員が皿を洗って忙しそうにしていたら、お客はそれがひと段落するのを待たなければいけません。
注文を決める前に店員を呼んで待たせると、忙しいのに無駄に待たせることになるので、ある程度注文が決まってから呼ばなければいけません。
もちろん水も、おしぼりも出なくチップ制度もないので店員はお世辞にも接客が向いてないと思った。
しかし、店員との話が弾んだり、顔見知りになったり、お客が店員を良く扱えば、それに応じた対応をしてくれます。
コーヒーをおごるや、食事した際に1品多く出してくれたり、お勘定をまけてくれたり友達感覚で接してくれ、ちょうど日本の個人経営している飲み屋みたいな感じですね。
面白い事に店員もお客を選ぶという事です。
顔があったら必ず「おはよう(オラ!)」といい、持ってきてくれたら「ありがとう」、帰る時は「ごちそうさま」(さようなら)と簡単ですが、しっかりと挨拶するようにしています。
僕も初め言葉も分からない時、横柄な店員だなあと思ってこっちはお客なんだぞ!という態度で接していました。
でも次第に言葉が分かり、こちらも気を使って話せるようになると接客態度も全く違った感じになりました。
またジャズがかかっているようなお洒落な飲み屋でも、日本はお店を個人の空間として借りている感覚で楽しみますが、スペインはお店の内装や店員も含め、全ての雰囲気で楽しむようになっているのです。
まあ、日本でそんな接客をしたら間違いなくお客が怒るでしょうが、これも文化の違いなのでしょうね。